今日はメディア系の断捨離をした。本、CD、DVDを段ボール3箱捨てた。今まで本棚を埋め尽くしていた本は、今までの僕の過去が詰まっている。それを捨てるということは過去の自分の積み重ねを捨ててしまうような気がして、多少後ろ髪を惹かれる思いはあったけれど「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を読んでいたことで本は自分ではないということが理解できていたので、それ程苦労もなく手放すことが出来た。今までそんなふうには思ったことはなかったけれど、ぼくたちは、無意識にモノを自分の一部だと思い込んでいる。でも実際にはモノはモノ。自分の一部ではない。だから、モノを捨てても自分は損なわれない。モノが自分の一部だと思っているからモノが捨てられないのだ。捨てることが自分を損なうことになるから。そのからくりを理解できれば、モノを手放すことはそれ程苦ではなくなる。
DVDも昔買い集めたお気に入りのコレクションだと思っていたが、今は全く見ていないし、これからも見る予定もない。だったら何のために取っておくのか。今までは収納場所はあるし別に捨てる必要もないと思っていた。でも今は違う。収納のあるなしに関わらず、必要のないモノは全て捨てたいという衝動に駆られている。必要なモノだけに囲まれた暮らしをしてみたい。その身軽さを味わってみたい。最近捨てることはエキサイティングを通り越してエクスタシーとさえ思える。