ミニマリズムとは。

おはようございます!

今日は、ミニマリズムについて、僕が思うことを書いてみようと思います。

ミニマリストとは、単にモノが少ないだけの人ではありません。

世間のイメージは、家具のないがらんとした部屋で究極の節約生活をしている人、のようなイメージでしょうか?

正直僕もミニマリストに興味を持ち始めたのはつい1ヶ月程前のこと。この1ヶ月間はミニマリズムにハマり、本を読み漁ってきました。

そんなにも急にハマった理由は、実はミニマリズムと意識せずとも自分が大切だと思う価値観や美学が、ミニマリズムそのものだった、ということにあります。

新たに出会った価値観、というよりは、自分の中に眠っていた価値観を再発見したのです。どこか新しくもあり、懐かしくもある不思議な感覚です。

単に極端な断捨離をするものでもなく、一切のムダを排除した、究極のデザインハウスへの憧れでもなく、ミニマリズムという生き方に惹かれたのです。

ミニマリズムには、世間一般の価値観を180°ひっくりかえすような衝撃と爽快感があります。

ミニマリズムは現代の大量消費社会に対する反逆です。

世界は経済を回すために一丸となって、物を買え、どんどん増やせ、そうすれば豊かになれる、幸せになれるという前提で作られています。全ては壮大なギミックなのです。

世界経済を回すために作られた世界共通の価値観。ストーリー。

その常識と自分の心の声との温度差。ギャップ。ミニマリストは、必要ないものを削ぎ落として、本当に必要なものに囲まれて生活しています。すると、自分の心の声も聞こえやすくなります。自分と向き合う時間が増えるからです。自分の心の声は小さい。だから、静かな環境で、聞き耳を立てないと聞こえてきません。自分の心と素直に向き合った時に感じる、かすかな違和感。そこから気付きが生まれます。

ミニマリストはその違和感に気付いた人。

マトリックスのネロが覚醒したように、気付けば世界は全く違って見えます。作られたセットの外側から、俯瞰して世界を見られるようになります。

ミニマリストのしぶさんがこのような内容のことを言っていたのを思い出します。

バブルという時代を経験したおじさん達はこう言うが、僕には今いちピンと来ない。いっぱい働いて豊かになれ。いいクルマに乗れ。いい女を抱け。そしてでかい家に住め。それが成功だ。

若者は無欲だなんて言うが、そんなことはない。物欲がないだけで、若者だって同じように幸せを求めています。ただ、幸せの定義が違うだけなのです。モノよりも、大切な人と過ごす時間や、経験。そういった目に見えないものの中に幸せがあると思っているだけなのです。

本日もお読み頂きありがとうございました。