ぼくたちにもう、モノは必要ない。

今はミニマリストの佐々木典士さんの本を聞いている。

ミニマリストの第一人者が佐々木典士さんという方らしいと聞いて、オーディブルで検索してみたら、聴き放題対象外だった。

オーティブルの1ヶ月分が1500円だ。この本は1冊で、一般の人なら3000円、オーディブル会員でも2000円と、オーディブル1ヶ月分よりも高いじゃないか。紙の本の方が安いじゃないか。と一瞬頭をよぎったが、時間とお金どっちが大切なんだと考えたときに2000円は明らかに安い。ということですぐにポチって読み始めた。

これが本当に面白い。おそらく今まで聞いてきたミニマリストの方はすべてこの本を熟読したに違いないというように聞いたことのあるエピソードがどんどん出てくる。面白いドラマの原作本を後から読んでいるような気分だ。

ここから全ては始まったんだろうという分かりやすさ、親しみやすさ、構成の分かりやすさ、一般の人がミニマリズムを知るきっかけとなる入門書であり、バイブルとなる本だと感じた。

色々な人がこの本の紹介はしているが、それほど影響力のある本なのだろう。これが佐々木さんの初の著書なのだが、海外でも26カ国語に翻訳され80万部のベストセラーとなっているそうだ。

ミニマリズムは日本の「禅」の文化とも関わりが深く、スティーブ・ジョブズが「禅」の愛好家であったことなども語られていた。

それだけ僕たち日本人のDNAにはミニマリズムが染み込んでいるのだろう。ますますミニマリズムが好きになった。