おはようございます!
今日は、昨日に続き、「金」のミニマリズムについて僕なりの考察を書こうと思います。
「時」のミニマル化よりは分かりやすいかなと思いますが、「金」も「時」と同じくその他の「物、人、事」の3種類のミニマル化によって生まれるものです。
余ったモノを減らしたり、必要ない人付き合いを減らしたり、必要ないことをしないと決めたりすることで、時間とお金の余裕が生まれます。
そして、そうして生まれた「お金」に対するミニマル化とは、「お金の使い方」のミニマル化という事です。
何にお金を使うか、いや、むしろ大切な考え方は、「何にお金を使わないか」だと思います。
色々なものを減らすことで、自分なりの取捨選択が出来てきて、自分に本当に必要なものや本当に必要な人がよりくっきりと浮かび上がってくると思います。
お金の使い方のミニマル化の真髄は、今の自分に本当に必要なものを見極めて、必要ないものやサービスにお金を使わない、ことにあります。
僕もまだまだ勉強中ですが、一つ例を挙げます。
今、毎朝A4のノートにモーニングノートをつけているのですが、A4のバインダーが昔から使っている100円均一で買ったボードを使っているのですが、もう10年位は使っているでしょうか、板が反っているので、バインダーのまま机の上に置くと文字が書きにくいのです。だから書くときは紙をバインダーから外して直に机の上に置いて書いています。
別にそれでもいいのですが、直接書きたいなというのもあり、この際レザー調のかっこいいバインダーを買おうとネットで探し始めました。
色々見ているとピンキリですが、僕が考えていた条件は、レザー調で色は黒、くらいのもの。でも色々見ていると、ペンホルダーがついていたり、名刺や書類がいれるホルダーがついていたり、折り畳めて水に濡れても大丈夫、後は30枚挟めます、とかバインダーの裏が磁石になっていて、冷蔵庫に貼れます、等、色々な機能が付与されているものもありました。
途中から、カバーがあったほうが、もし外出先でモーニングノートをする際に便利かな?とか、個人的な心の中を書いているものなので、カバーがあったほうが安心かな、と考えてカバー付きがいいなと思うようになりました。そして、そうなるとペンホルダーもあったほうがいいかな?とかどんどん要求水準が上がっていきました。それなら、ステッチがちょっと安っぽいかな?とか、こっちのほうがミニマルデザインでかっこいいかな?とか人目を気にするようになっていきました。
そして、バタフライボードという、折りたたみ式でミニマルデザインのものを見つけ、ほぼA4サイズで枠が出ないサイズ感と洗練されたデザインで、一目惚れし、4400円と少し高かったのですが、これだ!とカートまで進みました。

ただ、そこで一度冷静になり、自分に問いかけました。
それは本当に今の自分に必要か?と。
自分がカフェで颯爽とMacBookを広げて仕事をしているフリーランスのイメージを空想していたのですが、モーニングノートをするのは、自宅の早朝で、基本一人時間でするものです。カフェのようなザワザワした空間では集中できません。だから、「持ち歩く」という機能は、今の自分には必要ない機能なのです。
そうなると話は変わってきます。まず、カバーは要らない。ペンホルダーも要らない。横に丸い輪っかがついていると邪魔です。そうしてたどり着いたのは、「セキセイのクリップボード ベルポスト A4タテ」です。何と848円。安い!

これで必要十分という事がわかりました。ここで3500円位お金が浮いた計算になります。
しかも、もしカバーが付いていたとしたら、基本家で使うときは、カバーをフリップして裏返して使うので、ちょっとべこべことして気持ち悪いかも知れません。
余分な機能を削ぎ落としたからこそ、シンプルな必要最低限のモノを見つけられました。
これは一つの例ですが、世の中はありとあらゆる手を使って、僕たちの不安を煽り、これがあった方が便利ですよ、こういう時にこの機能がなかったら困りますよ、とお金を使わせようとしてきます。
ただ、最終的に買うか買わないかを決めるのは自分です。自分が本当に必要なものだけを買えば、おのずとお金も増えていきます。賢くお金を使う為に、衝動買いは避けて、面倒でもポチる前に一度自分に問いかけて見ましょう。
それ、今のあなたに本当に必要ですか?
本日もお読み頂きありがとうございました。