時間のミニマリズムとは?

以前ミニマリズムには5種類ある、という話を書きましたが、時間のミニマリズムって少し分かりにくいですね。

今日はそこについて僕なりの考察を書いてみたいと思います。

時間をミニマル化するというと、まず思いつくのは、「無駄な時間を省く」という事じゃなかと思います。

例えば、ダラダラとスマホをみる時間をなくす、買い物は1ヶ所で済ませて無駄な移動時間を省く、必要ない会議を止めて時間を生み出す、等が考えられますが、ミニマリズムの5種類(物、人、事、時、金)に照らし合わせると、

スマホ、買い物、会議等、これらは全て「事」つまり無駄な「行動」を減らす、ということになります。

他にも、気の乗らない飲み会に行かないと時間が生まれますが、これは「人」ジャンルに当てはまります。

モノをどんどん捨てると探し物が減ったり、整理する時間や掃除する時間が生まれますが、これは「物」ジャンルに当てはまります。

つまり、ぱっと思いつく時間を作るミニマリズムは、大体が「物、人、事」の3種類に分類されます。

では、「時」ジャンルのミニマリズムとは何なのでしょうか?

これは、もっと細切れの時間を考えてみると理解できます。

例を挙げます。

デスク周りがごちゃごちゃしていると、モノが発する無言のメッセージが飛び込んできて集中しにくくなります。散らかっているときはそうとは気が付かないものなのですが、一度、デスク周りの視界からモノを極限まで減らしてみて下さい。集中力が爆上がりします。やってみると分かります。よく「ゾーンに入る」と言われますが、ゾーンに入りやすくなります。

集中力が上がり、ゾーンに入った状態で仕事が出来ると、例えば同じ30分でもいつもの2倍の仕事が出来たとします。それは時間の密度が2倍になったということです。普段は60分かかっていた仕事が30分で終われば、30分の時間が生まれたことになります。

これが、時間をミニマル化する、ということです。時間の密度を上げるということです。

「物、人、事」で時間を作り、更に生まれた「時」をミニマル化し、2倍3倍と増やすことで、より大きな成果を生むことができるようになります。

本日もお読み頂きありがとうございました。