365日のシンプルライフ

先日読んだ「ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間続けて分かった100のこと」(藤岡みなみ著)の実験の元となったドキュメンタリー映画「365日のシンプルライフ」を観た。

Amazonプライムで330円だった。モノに対して向き合う若者の葛藤が描かれており、単純な興味と、ミニマリストとしては抑えておかなければという思いもあり、自分のモノに対する思いを再認識するうえでも観て良かったと思う。

大筋はこうだ。モノに溢れた生活をしていた26歳の青年が、自分の人生を変えたいと決断したルール。それは文字通りゼロからのスタート。家の持ち物すべてを一旦貸倉庫に預けて、一日1個ずつモノを倉庫から取り出していい。それを365日それを続ける。その間何も買わない。というルール。

主人公は最初の7個で一旦最低限の生活を確保できたと、8日目で何を取り出そうか悩んだ末、何も持って帰らないという選択をする。

50~60個くらいからは、もう何も要らないという境地に達する。それでもしばらくすると、モノが欲しくなってくる。その後彼女ができたり、モノ自体に悩まされるという場面も描かれており、映画を通してモノとの関係性を考える良いきっかけとなる。

主人公のおばあちゃんの言葉が心に染みる。

「人生はモノでできていない。何か別のものでできている。」

このメッセージを心に深く刻みたい。