片付けのテクニック

今日は最近読み漁っているミニマリストや片付け関連の本の中から実際に役に立ったものを紹介していこうと思う。

「ガラクタはガラクタを呼ぶ」

あえてガラクタと呼ぶが、これはモノ全般に言えることである。

一つのガラクタがあると、そのガラクタに引き寄せられるように他のガラクタが集まってくるということだ。ガラクタには引力があるようだ。

例えば、キッチンのシンクにコップを一つ置いて、それを観察してみてほしい。そのコップの中に使い終わった箸やスプーンが入り、隣にもう一つコップが置かれ、その上にお皿が置かれ、という具合にどんどんガラクタが集まってくる。

だから、はじめの一つをいかに早く片付けるかが重要になってくる。

「出したモノは元の場所に戻しなさい」誰もが昔親にこのように怒られた経験はないだろうか。あの言葉には深い意味があったのだ。

こまめに元の場所に戻す、出しっぱなしにしない、そのような積み重ねが、はじめの1個のガラクタを生まないことにつながる。

何もモノが置かれていないピカピカのキッチンにはじめのコップを置くのは心理的に抵抗がある。その抵抗を逆に利用するのだ。はじめの1個を生まないことが大切だ。

「終わるまでが一連の動作」

ドアを開けたら閉める。モノを取り出したら元に戻す。一連の動作を意識することが大事だ。

例えば「メモを取る」という動作を考えてみよう。まず、ペン立てからペンを取って、書く。そこで終わりではなくて、ペンをペン立てに戻して初めて「メモを取る」という動作が完結する。

この一連の動作ということを意識すると、何でもやりっ放しにすることがなくなる。お菓子の空き箱が机の上に散乱していたり、食べ終わった後のお皿がテーブルの上にそのまま置かれている、なんて状況が続くことが気持ち悪くなってくる。