ミニマリズムについて

突然ですが、ミニマリストになろうと思います。

これは2週間くらい前に思い付いたことですが、今までの人生の色々な積み重ねがあったうえで、いろいろ悩んでいた末にポッと出てきた答えという感じでした。ひらめいた、という感覚に近いかも知れません。ミニマリストという言葉は知っていましたし、一般的なイメージも持っていました。でも深く調べたことはありませんでした。でも、僕の中でこれが答えなのかも知れないという思いがありました。

そこでとりあえずオーディブルで「ミニマリスト」と検索してみると、しぶさんという人の本が出てきました。みたことあるなーという印象で、ミニマリスト界隈では有名な人なんだろうという位の知識で本を聞き始めたところ、序章の部分で僕の中の思いは確信に変わりました。

僕の本業は建築士なのですが、全く予想だにしていなかったミニマリストの本から建築デザインで有名な「Less is More」という言葉が語られたからです。これは、20世紀の建築家の3大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。ここでミニマリストと建築デザインが繋がりました。なるほど、ここでつながっているのか、と話を聞きながらミニマリズムの奥深さに惹かれていきました。

今でも物を減らすことは割としてきたつもりです。断捨離も思い立ったらしますし、それほど贅沢もせずに暮らしてはいるつもりです。でもミニマリストにはなれない、とどこかで思い込んでいました。ミニマリストに特に憧れてもいませんでしたし、今までは耳に入っていても、右から左へただ流れていっていました。でも、改めて自分の中での理想的な生活を思い浮かべると、ミニマリストは僕にとって目指すべき理想像に思えました。

それに、フリーランスになる時に一番ネックになっているのがキャッシュフローの問題です。今と同じ生活水準を保とうとする前提で稼ぐべき目標金額を決めていたので、副業をするにも睡眠を削って時間を消費していましたが、ミニマリストになり生活費を満足しながら落とせれば、フリーランスになるハードルが下がるということにも気付きました。まだまだミニマリストの卵ですが、このGW中にはエンジンがかかり、不用品を45Lのごみ袋で5,6袋は捨てました。