本業のトラブルで少し空いてしまいましたが前回の続きです。メンタリストDaiGoさんの本から、「モノが勝手に減っていく7つの質問」の3つ目になります。
3.ネットオークション思考は、考え方としては分かりやすいですね。
「もしこれを誰かが買ってくれるとしたら、売るか?」という質問をしてみるということです。
メルカリ、ラクマ、ヤフーフリマ、ヤフオク等のネットオークションは随分一般的になってきましたので、気軽に不用品を売る人も増えてきています。
ただ、これはあくまでエアーで質問をしてみる、ということですので、実際に売るかどうかは別です。売るのは面倒くさい、という人も多いでしょう。その面倒くささは一旦置いておいて、もし売れたとしたら、売ってもいいものなのか、いや、いくらお金を積まれても売りたくない、というものなのかを知る事が重要なのです。
まずは、この質問をしてみることで、売ってもいいや、と思えるか、いや、売りたくないな、と思うかで分かれると思います。
その時点で売ってもいいと思うものは、手放してもいいものだということ。
ここでも白黒はっきりしないグレーゾーンが出てきます。売りたくないけど、これくらいで売れるなら売っても良いかな、と値段によっては売ってもいい、というものもあると思います。
むしろそういうものの方が多いかも知れませんね。
そういうものは、大抵買った時高かったから捨てるのは勿体ない、というものだと思います。だからある程度金額を取り戻せるなら、という条件付きで手放しても良いということになります。極論で言うと、必要なものではない、ということになります。
心理学の法則で、「保有効果」というものがあります。これは、自分の持っているものに対して、客観的な価値よりも価値を高く感じてしまう心理現象のことです。
保有効果を示す行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が行った有名な心理実験があります。
この実験では、大学生を2つのグループに別けて、1つのグループにはマグカップをプレゼントし、「これをいくらで売りますか?」と聞きました。もう1つのグループには、マグカップをただ渡して、「これをいくらで買いますか?」と聞きました。
結果は、売る側の値段は、買う側の値段よりも2倍以上高かったそうです。
僕は副業で中古せどりもやっていますので、ある程度売ることには慣れていますが、ものを売ったことのない人からすれば、ものを売るというのは、かなりハードルが高いことかも知れません。
せどりでは、思った以上に高く売れるものも存在し、それを探すのがコツではあるのですが、大抵のものは自分が売りたい値段よりも相場のほうが安いものです。
保有効果を認める為にも、一度メルカリでそのものを検索してみて、売れたものだけに絞って見て下さい。その商品の客観的な相場が分かります。
自分では価値があると思って長年取っていたけれど、意外と大した価値がなかった、なんてことも良くあります。それを知るとなんだか大事に取っていた自分が馬鹿らしくなって簡単に手放せた、ということもありますのでこの方法がおすすめです。
本日もお読み頂きありがとうございました。